星新一の短編おすすめランキングーボッコちゃんよりー

今回は短編小説集「ボッコちゃん」に収録されてる話の中から

ランキング形式で紹介していくね

たくさんあるから参考にして興味のあるものから読んでってみると良いよ

コルブ
コルブ

こんな人におすすめだよ

  • 久しぶりに小説を読みたいけど、長いと読みきれない
  • 仕事で忙しく時間がないけど、現実逃避したい
  • 昔の少年時代に浸りたい
  • 星新一のショートショートが面白いって聞くけど、何から読んでみよう
  • 世にも奇妙な物語のファン

星新一のショートショートがおすすめな理由

  • 小説って、長いし、活字多いし、すぐ結末まで行かないし
  • ちょっと中だるみがあると、内容は飛んじゃうし
  • そもそも登場人物覚えられないし・・・

そんな風に思って、ユーチューブやテレビを見てしまう、なんてことあるんじゃない?

でも、本には本の良さがある

物語の景色はどこまでも鮮やかになるし

登場人物の彼女は自分のどタイプの女性になるし

映像がないから、どこまででも現実逃避できる

そんな時に、おすすめな小説

登場人物はアルファベットや役職で、区別しやすいし

情景描写も端的で、繊細、そのため

物語にすぐに入り込める

さらに一話完結のショートショート

ぼくたちはたった5分で、もう一つの奇妙で魅力的な世界を見ることができる

さあ、一冊、手にとれば始まるよ

君のもう一つの世界

ランキング1位の「ボッコちゃん」の魅力とは

星新一の短編集って、世の中にすごくいっぱいある

その中でも、最も有名で人気のある「ボッコちゃん」

星新一を1から読み直す人も

初めて読む人も、これから読めば間違いない

収録話は100話

たった300円で100個の傑作に会えるなんて

こんなハイリターンはない

100話もあったら、何から読んで良いか迷うよね

できれば、その日の気分で読みたい

自分の、その時の感情と、話がマッチするときに、最高の一話は生まれると思う

自分の1話を探そう

まずはこの、「ボッコちゃん」で

ボッコちゃん (新潮文庫 ほー4-1 新潮文庫) [ 星 新一 ]
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「ボッコちゃん」収録話ランキング25選(前半)

25位 ツキ計画

いろいろな動物を人間につけ、それによって人間の能力を高めようというわけです

ボッコちゃん一節より

ぼくが欲しいのは、人間ツキ

憧れの画家になって、素敵な絵を描きたいし

レアルやヤンキースで最高のパフォーマンスをしたい

あ、あとは

口説き上手な彼になって

夜の街に出かけようかな

24位 年賀の客

最後に来た時、あいつはこんなことを言っておった。あなたは金しか信じないようだが、私は生まれ変わりを信じるとね。今度生まれてくるときは、金に不自由ないように生まれてくるつもりだ、ともね

ボッコちゃん一節より

生まれ変わりって信じる?

未来人

タイムトラベラー

不思議な都市伝説は、後を立たないけど

こういった文化は無くならないでほしいな

だって、心揺さぶられるものね

23位 悲しむべきこと

あなたは、サンタクロースなのですか、泥棒なのですか。どっちなのです

ボッコちゃん一節より

煙突から入ってきたのは、サンタクロース

ただし、拳銃を持ってね

かわいそうなサンタクロース

やっぱり良い人は損するの?

そうじゃないよね

だってブラックユーモアだもの

冬の長い夜に、おすすめなショートショート

22位 変な薬

喜んで下さい。やっと、すごい薬ができました。これですよ。

ボッコちゃん一節より

ぼくは、ほしいなこんな薬

使い所?

もちろんぼくは、彼女の機嫌が、すこぶる悪い時に使うね

少し優しくしてくれそうな気がする、うん、気はする、、

21位 冬の蝶

きびしい寒さが、空気を水晶のように変えてしまう季節。雪は夕ぐれのなかを硬い粉となって降りはじめ、その足並みを早めていったが、家のなかは初夏のすがすがしい明るさに満ちていた

ボッコちゃん一節より

オール電化ってあるよね

本当のオール電化ってこういうこと

便利だよね

それこそ、進んだ未来みたいでカッコいいしさ

あ、でも

この話の結末みたいにならなければ、だけどね

20位 月の光

言葉など人間にいらない。人々は言葉なくして得た愛情を、必ず言葉によって失っている

ボッコちゃん一節より

ペットって表現がどうなのかは置いといて

この一節は好き

生まれた時、ぼくらは皆、親から無償の愛を受けている

それが崩れるのは、ちょっとした一言から

なんて、ちょっと考えさせられる話

読むなら、活発な、夏の太陽の光の下で

19位 猫と鼠

また25日の夜がやってきた

ボッコちゃん一節より

君の、嫌な日にちっていつだろう?

クレジットカードの引き落とし日?

まあ、それは、置いといて

鼠が猫を追い詰める話

鼠は猫に勝てるかな?

そのさきにで待ち構える、後半の二転三点

オチまで見逃しちゃダメだよ

18位 約束

「それならね、大人のやり方を、あらためさせてほしいな。大人たちにウソをつかせないようにすることなんかもできる・・・」

ボッコちゃん一節より

子供の頃ってこんなこと、思ったことってあるよね・・・

可愛らしいあの子は、こう言った

「私たちに子供ができて、本を読み聞かせる時、この話はあなたに読まさせるわね」

ぼくたちは、そんな大人にならないようにしよう

20代のうちにもう一度読んでおきたい一話

17位 親善キッス

そうすればたくさんの女の子と、われわれは自由にキスができるというわけです

ボッコちゃん一節より

こんな、目を引くような文がある

この華やかな文章の裏にある伏線が見事

少し文明の進んだ地球人が他の惑星を訪れる話

地球以外の惑星って怖いけど、こんなところがあったら行ってみたいな

16位 不眠症

眠れないことが、ケイ氏の悩みだった。しばらく前に、ちょっとした事故で、頭をうってからのことだった

ボッコちゃん一節より

この話の前半は

ねれないって良いなって思う!!

人の倍、時間があるって誰もが一度は願うことじゃない

でも、眠れないって、辛いよね・・・

あの心地良さと

たまに見る、素晴らしい夢

まあ、もちろん悪い夢もあるけどね

15位 来訪者

青空のなかから突然あらわれた円盤状の物体は、日光をうけて銀色に輝きながら、ゆっくりと郊外の原っぱに着陸した

ボッコちゃん一節より

ぼくたちが思っている「普通」は普通じゃないのかもしれない

役人ってなんですごいの?

技術力ってすごいの?

宗教って?

男と女って?

でもさ、そんな疑問を抱いていた、思春期は遠に過ぎてしまった

そんな過去の素晴らしい時間を、もう一度くれる話

14位 雄大な計画

「ははあ、スパイとなって潜入してくれというわけですね」

ボッコちゃん一節より

これを原作に一つの映画ができそう

007やMI6、公安警察などのシリアスな題材とは違う

コミカルでどこか人間味のあるスパイの話

ちょっと展開を変えて、K産業の話から入れば

サクセスストーリからのどんでん返しの展開にもなりそうな話

これがショートショートで面白いのだからやっぱりすごい

13位 ねらわれた星

「こんどは、あの星の連中をやっつけて楽しもうぜ」

ボッコちゃん一節より

地球が狙われる

ある兵器によって

それはめちゃめちゃグロテスクな兵器

そんなのが、この地球で使われる?

絶対やだよね

絶対・・・

でも、

あの子と一緒におしゃべりしてるとき

だったら良いかもな

なんでって?

それは、この話を読めば

半分くらいの人がわかってくれるいはず

12位 鏡

今日は13日の金曜日だな

ボッコちゃん一節より

13日の金曜日彼らにとって、幸せな贈り物が届いた

ちょっと奇妙な「悪魔」っていう贈り物がね

ん、

でも13日の金曜日って不吉なイメージがあるよね

ま、そんなこと、迷信かな

表現はちょっときついけど

最後のオチと最初の、悪魔を呼び出すあたりは

星新一ワールド全開!!な一作

11位 デラックスな金庫

私はほとんど全財産をつぎこんで、豪華きわまる大金庫を作った

ボッコちゃん一節より

趣味って人それぞれだよね

豪華な家に住む人も

良い車にお金を使う人も

豪華な金庫を作る人も

要は趣味が違うだけ

ただ、この人の場合は

もう一つ密かな趣味があるみたい

ちょっとのぞいてみようか、そんな趣味

コルブ
コルブ

ここまででも、充分面白そう・・

さらにここからベスト10か

10位 悪魔

「面白くないな。なんでもいいから、ひかかってくれ」

ボッコちゃん一節より

悪魔が釣れた!!

ある北の国の湖で釣れた悪魔

悪魔ならできないことはないという

願いは叶う

でもね。

こいつは悪魔

アラジンの魔法のランプとは違うのさ

9位 包囲

その時、なにものかが、私の背中を勢いよく押した

ボッコちゃん一節より

犯人探しのショートショートミステリー

一体「誰」が私を殺そうとしたのか

その行き着く先には

こういう世にも奇妙な物語みたいな話ってやっぱり大好物

8位 ボッコちゃん

そのロボットは、うまくできていた。女のロボットだった。もっとも、少しつんとしていた。だが、つんとしていることは、美人の条件なのだ

ボッコちゃん一節より

バーのマスターが作った、ロボット

それは、いくらでも美しく作れた

そして出来上がった、世にも美しい女性は言語能力以外は、完璧だった

来る客は、誰もロボットだなんて気づかない

美しい彼女に恋をした男のとった行動は、、

つんとしていて、酒を飲んでも乱れない

そんな女性が、本当にいたら、みんなほっとかないよね

悲劇の描き方がおしゃれでシブい

そんなラストを味わってほしい一作

7位 誘拐

電話のベルが待ちかねていた博士の前で鳴った

ボッコちゃん一節より

この一文から始まる博士と誘拐犯との電話

最初の一文が伏線になっているところが、かっこいい

なぜ博士は「待ちかねていた」のか?

このちょいミステリ感と非現実感がいい

6位 マネーエイジ

むかしの子供は、どんな夢を見たがったのかしら。

そして、ずっと未来の子供は、どんな夢を身たがるのかしら

ボッコちゃん 一節より

これは、すごい

思春期の夜、色々なことを考えていたのを思い出した

考えてしまうと怖くて、眠れなくて…

そんな経験あるんじゃない?

しかもこの短編の面白いところは

読んでいる中でこの時代設定の中に取り込まれてしまうところ

そして最後の一文で戻ってくる、今ぼくたちがいる現代である、過去に

個人的にかなり好き

5位 おーい、でてこい

穴は、捨てたいものは、なんでも引き受けてくれた

ボッコちゃん一節より

綺麗な川は、なくなった

蛍はいなくなった

それでも

今は、昔の時代より綺麗な家に住んでる

きれいな、トイレ

きれいな、キッチン

きれいな、収納

片付けって簡単じゃない

だって要らないものは、なんでも捨てればいいのだから

それこそ、このみたいにね

4位 生活維持省

この方針をやめたらどうなります。

ボッコちゃん一節より

この話の、この一文の後の、一節をぜひ読んでもらいたい

その考えは極端かもしれない

非情かもしれない

でも、

話の前半に出てくる街の風景描写は、あまりにも魅力的に表現されている

鮮やかな自然の中での、ゆっくりとした豊かな暮らし

そんな時代も、あったのかな

そんな時代、やってくるのかな

3位 殺し屋ですのよ

「殺し屋ですのよ」

 女は簡潔に答えた

ボッコちゃん一節より

そんな風に答える、殺し屋などいない

でも、彼女にとっては、それを伝えることが、最も重要

賢い女性って素敵だよね?

「ミステリー小説に出てくる、美しい真犯人」

そんな女性に、ちょっとでも心が動いたことがある人に、紹介したい女性

2位 暑さ

あのう、わたしをつかまえていただくわけには、いかないものでしょうか

ボッコちゃん一節より

ある一文にゾワっとしたり、ハッとしたりすることこそ

小説を読んでいる面白さの一つだと思う

この「暑さ」の最後の一文は、誰もがその感覚を味わえる

その心地よさに酔ってしまったら、もう小説からは逃れられないだろう

コルブ
コルブ

この「一文にゾッとする気分」を味わいたいなら

《十角館の殺人》もおすすめだよ

1位 人類愛

私は再三の偶然におどろいた。この広い宇宙で、同じ東京の者にめぐりあえるとは。この運命の神のみちびきにこたえるため、必ずこの男を助けよう。

ボッコちゃん一節より

一人の宇宙救助隊員にSOSの電波が届く

この雄大な宇宙で人類と会える喜びから、彼は即座に現場へ向かい出す

語りかけるうちに自分と同じ故郷だとわかる

そんな彼をどうしても助けた

日本の美しい情景描写と共に

迫り来るタイムリミット

果たしてこの救助隊員はこの同郷の男を助けることができるのか

読みだしたら、きっと、ページをめくる手を止められないだろう

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